〔041〕高妻山 (2,353m)
2003年10月05日(当時54歳)
”戸隠牧場”のゲートを通る。 気温が低いので完全防寒仕様
としているが、歩き始めると暑くなり直ぐにTシャツとなる。
”高妻山”は直ぐ目の前に見えるが、登山道はぐるーっと周って行く
ので歩く距離が長い。 紅葉は綺麗なシーズンンを迎えている。
”高妻山”が近くなってきた。 北斜面は樹氷で白くなっていた。
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4時間08分で ”高妻山”(2,353m)に着く。 山頂は晴れてくれたが、
”北アルプス”、”火打山”、”妙高山”は雲に覆われて見えていない。

30分休憩し、10時45分、同じ道を下山する。 帰りも長い。

高妻山
  2時15分、駐車場に帰り付き、全工程7時間で高妻山を終える。 高妻山は誰もが嫌がる登り下りを繰り返す尾根道以外は変化のあり楽しい山である。 戸隠山側はくさり場が多くもっと変化に富んでいるらしい。 一日一山としているのでゆっくり登り、ゆっくり下れば良いのだが、今回も息を切らしながら登り、下りも急いでしまったお陰で2時過ぎには下山してしまった。
今日の温泉
 下山後は妙高高原駅近くの関川共同浴場、”大湯温泉”200円に入り、笹ヶ峰の登山口へ移動する。

長野県長野市戸隠

標高差:1,182m
深田久弥著の「日本百名山」から
  朝の四時に中社の宿を出て、戸隠牧場まで爽やかな夜明けを歩き、そこから一不動に登った。
そこから先、尾根伝いになる。 道端に稀に石の祠が見つかったのは、昔の霊場巡りの名残りであろう。  五地蔵からの二つのコブを越えて、高妻山への長い登りは急峻で実に辛かった。
Road Map :北陸道から上信越道に入り、県道36号線から戸隠キャンプ場へ。
Route Map:戸隠牧場から一不動に登り、五地蔵山への長い稜線を高妻山へ。同じ道をピストンとする。
'03年度の上信越の山遠征
10/05 10/06 10/07
高妻山 火打山 妙高山
登り:4時間08分、下り:4時間00分、全行程:8時間08分(休息時間含む)
−−− 駐車場 牧場事務所 滑 滝 帯 岩 一不動避難小屋 五地蔵山 高妻山
登り→ 6:07 6:18 7:07 7:17 7:40 8:28 10:15
←下り 14:15 −−− −−− −−− −−− −−− −−−
6時10分 ”戸隠牧場”に入り登山口に向かう。
朝の気温は8℃で寒かった。
昨日に ”戸隠牧場”の駐車場に早く入り、日が暮れると
することがなく、19時には就寝した。
ここから ”高妻山”は見えていないが、”戸隠山”側を
見ると山頂部がガスで覆われてしまっている。
今日は展望の得られない山歩きとなりそうだ。
沢沿いの道を1時間歩くと落差15m程の ”滑滝”となり、滝の横に
ぶら下がっているくさりを頼りに登る。 ハイカーが多いとここで停滞してしまう。
”滑滝”の勾配は緩いのだが、下が濡れていて滑り易いので
安全の為、くさりを頼りに登っていく。
更に少し歩くと垂直に近い大きな一枚岩の ”帯岩”をトラバースすることになる。
ここも ”滑滝”同様、おばちゃんハイカーが多いと停滞してしまいそうな感じ。
岩には小さなステップが切ってあり、手掛かりのくさりも設置
してあるが、足を滑らすと下まで滑落かと思うとスリルがある。
1時間33分にてブロック作りの ”一不動避難小屋”に着く。
”戸隠山”への分岐点である為、多くの登山者が休憩しており、
ハイカーが多かったのでここは素通りする。
”八方睨”とは ”九頭龍山”、”戸隠山”を越えた先の分岐の様だ。
今回は ”高妻山”のみを目指す。
”避難小屋”から少し登り振り返り見る。
ここからは誰もが嫌がる問題の長い尾根道が始まる。
ビューポイントから見た ”飯縄山”(1,917m)を見る。
紅葉が美しく、西側には初冠雪を終えたばかりの ”北アルプス”の山々。
東側には遥か下側に ”戸隠牧場”が望める絶好の展望が続く。
登山道は登り下りを繰り返すので、中々標高を稼いでくれない。
一不動に始まり、各ピークに二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵、六弥勒、七薬師、八観音はと付けられているが興味無く通過している。 ここが ”四普賢”であるが展望は利かなかった。
2時間21分にて ”五地蔵山”(1,998m)に着く。
ピーク感は無く、尾根道の延長の様で標高二千mの高度感は
まったく無い。 他グループの記念撮影に割り込む。
緩やかに登り下りを繰り返す稜線を進んでいると少しは
高いピークが見えてきた。順序から行けば、あれが ”五地蔵山”か?
雰囲気の良い稜線歩きではあるが、距離が長く幾分だれてくる。
”八丁ダルミ”からは登りがきつくなり、これからが正念場。
ここで百名山98山目の71歳のおじいさんに置いて行かれる、情けない。
山頂が近くなり元気が出てくる時であるが、
何分ここまでの歩きで疲れ切っている。
登り途中から歩いて来た尾根筋を振り返り見る。
ここでつまづき、岩の角で弁慶の泣き所を強打して、
しばらく絶句する。 この怪我は半年治らなかった。
日本百名山』 紅葉、黄葉の中、長い尾根道を歩く。
たかつまやま
山頂は目前となり、登り下りのハイカーが増えてくる。
のどかに牧草を食む乳牛さん。
下山を終えて ”戸隠牧場”を抜けて駐車場に帰る。
重量オーバーでくさりが切れないか心配したが、大丈夫だった。
冬季になれば、この岩盤一面が凍結してしまうのだろう。
水が流れている沢の中を登っていくと ”一杯清水”改め
”氷清水”の水場に出る。 この先からは沢道から離れる。
尾根筋の登山道には急な登りは無く、小さな登り下りを繰り返す。
展望地で休憩していたハイカー達。
丁度、人材が居たのでシャッターを押して貰う。
目の前のピークが山頂に思えたが、本当の山頂はまだ先だった。
稜線の肩に出ると、前方に ”高妻山”の山頂が見える様になった。
北アルプスの峰々はガスに覆われてで見えなくなってしまった。
山頂手前はには角が立った大きな岩がゴロゴロしており歩き難い。
2023年11月12日改定